なぜ 今総合チャートなのか?
90年代以降、ミリオンセラーが続出している。でも、そのミリオンセラー曲、聴いた事もないものがある。そんな方もおられるんじゃないでしょうか。 80年代後半から、「ヒット曲」の「ヒット度」の目安は、主に「CD」セールスのみで測られてきました。 以前、ヒットの「寿命」がある程度長かった頃は、「CDセールス」=「ヒット曲」=「誰でも知っている」と言う図式は、相関関係があったといえます。つまりレコード売上げランキングの上位にいる曲はそれだけ長い期間、多くの人が耳にすることが出来たため、いわいる「浮動票」も集まりやすかったものです。そのため、「曲の売上げ枚数=ヒット度」ということが言えました。 しかし、昨今「発売当初」はバッと売れる、が、消えるのもあっという間という「ヒット曲」が増えています。いや、大部分がこのパターンに相当しています。しかし、初動のセールスがあまりにも大きいため、累積セールスは結果的にはミリオン、或いはそれ近くになる曲が多くなっています。(初動のみの売上げのヒット曲の増大) しかし、このような曲が「本当」の「ヒット曲」といえるでしょうか。 私の持論では、曲の「ヒット度」は「チャート上位にどれだけ粘っているか」によって決まると考えています。 つまり、チャート上位にロングランしている曲ほど、「広く聴かれる」=「浮動票を獲得する」んであって、本当の意味での「ヒット曲」であると思うんです。相対的な売上は「ヒット曲」の目安にはなるけど、絶対的なものではないと思うんです。 そこで私は「総合チャート」を思いつきました。これはCD売上げチャートだけでは、本来のヒット曲の動向、本質が正確に見極められないと判断したからです。私のチャートは原則的に「売上」は含んでいません。すべて、各要素の「順位」で決めています。 だから仮にCDの1週間の売上が「1万枚」でも「1000万枚」でもウイークリーのチャートが「1位」であれば、「素点」は同じです。 その他、有線ランキング、ラジオ総合ランキング、合計3要素のランキングを加味して、総合ランキングを作成しています。 私はこれからも「ヒット曲」を追及していきます。 管理者 かじやん |